【F1】ロシアGP決勝
F1第16戦ロシアGP決勝が終わりました。
優勝は、ルイス・ハミルトン。
2位は、バルテリ・ボッタス。
3位は、セバスチャン・ベッテル。
終わってみればハミルトンの強さが際立ったレース。
ただレース最終盤のボッタスとピットとの無線が切ないというか、今後、チーム内でゴタゴタが起きないといいなと思わされました。
レース前、チームはハミルトンを勝たせるためのレースはしないと話していた。
しかし蓋を開けてみれば、1位ボッタス、2位ハミルトン、3位ベッテルの展開の中、ベッテルがハミルトンのDRS圏内に迫ってきたら、チームオーダーで、ボッタスにハミルトンを先行させるよう指示が飛び、ハミルトンに前を行かせたボッタス。
レース終盤、ベッテルの逆転勝利の望みが絶たれた段階で、チームオーダーでハミルトンにボッタスに1位を譲る指示がでるかと思いきや指示なしで、そのままレース終了。
ファイナルラップでボッタスから、「譲り返すんじゃないのか?どういうことなんだ?」とレーシングディレクターに無線。
ディレクターからは、「気持ちはわかるが、レースが終わってから説明させてくれ」と、そのままレース終了。
チャンピオンシップで独走状態のハミルトン。
このロシアGPで優勝できなくても2位であれば、ベッテルにチャンピオンシップで逆転される可能性は低いわけで、ボッタスに勝たせても良かったはずです。
それでもハミルトンに勝たせたメルセデス。
表彰式前の控室にはプーチン大統領が3人を祝うために訪れている映像。
ところがボッタスとハミルトンの二人の間に流れる冷たい空気を察したのか、なかなかお祝いムードにならないプーチン大統領と通訳さん。
その空気に耐えられなくなったベッテルが、執拗にハミルトンとボッタスを追うカメラにタオルを掛けて映像を遮断してしまったのには笑えた。
今年のチャンピオンシップがハミルトンに、ほぼ決まった大事な、すごいレースだったのに、表彰式も大きな盛り上がりもなく、淡々と進行。
せっかくプーチン大統領がトロフィー授与に現れたのにね。
まさか来週の鈴鹿GPに、まさかプーチンさんの真似して、総理大臣が現れるってことないよね・・・
それはともかく、無線がテレビでも聴けるようになったため、昔はわからなかったドライバー間の感情面でのぶつかり合いが判るようになって面白みが増したというのは趣味が悪いでしょうか。
憶測記事を読むより何倍かマシだとは思いますが。
あとマックス・フェルスタッペンの走りが、すごかった。
エンジンペナルティ&Q1でのイエローフラッグ無視ペナルティで最後尾の20番グリッドからのスタート・・・と思いきや、ハートレーがQ1後に、更にエンジン交換をしたとしてペナルティを受けて20番グリッドになり、フェルスタッペンは19番グリッドからのスタート。
しかし、最初の7周で、一気に6位まで順位をあげる驚異の走りを観せ、一時期、1位にたちレースを引っ張るようになるという快走を見せてくれました。
終わってみれば5位フィニッシュ。
後方グリッドスタートのダニエル・リカルドも、最終的に6位フィニッシュしているので、ドライバーの腕もさることながら、レッドブルのマシンが凄いことを示した。
これ、エンジンペナルティなしで、前の方のグリッドからスタートしていたら、どういう結果になっていたか判らないですね。
さあ、来週は鈴鹿GPです。
どんなドラマが展開されるか、楽しみ!